青い算命学

算命学に関する独善的ブログです。

スピ算人生論ーすべての鍵は五行にあり

五行説(五行論)というのは、理論というよりも、古代人の自然観察によって生み出された思考法です。
それはそのまま神の法則として定着しました。世界は五行で構成され五行の法則で動いています。

これは、単に古代の自然観としてとらえるものでもなく、もっと深刻に、世界は五行で作られているということに強くフォーカスするべきだったと、今頃気がつきました。
科学が、存在の元素を量子だ粒子だというのと同じことです。

古代の人々は、目に見えている現実はただそこにある世界ではなくて、それを有らしめている別の要素があることを見抜いていたってことです。

哲学を生んだ古代ギリシアでも同じような考え方があります。こうした類似は驚くべきことです。
と同時に、なんらかの真理を含んでいるという思いが沸き上がってきます。
妄想は膨らんで、世界は眼に見えている現実の裏側で、まったく違ったシステムが稼働していると思えてきます。

そのシステムが五行です。
五行は木火土金水のことですが、これは単独であるものではありません。
ここがとても大事なところです。五行というのは、五つの存在の元素というだけでなく、成り立ちの法則そのもののことです。
世界は五行の「連なり」で成り立っています。

 

五行説の相生は、存在する木、火、土、金、水の間にお互いが助け合う関係があって、ある種の循環理論が働いています。
目の前に広がっている世界は、ただそこにあるのではなく、連なりの姿です。
「相生論」は、一方にのみ順行することが特色で「金生土」「土生火」などのような逆の回り方はありません。そしてこの順行は理論的には無限に続きます。

別の見方をすると、仏教でいう「縁起」と同じような考え方で、一つ一つを切り離して論じるものではなく、例えば、木性は、連なりの五要素の一つというとらえ方をします。

それがどういう連鎖なのかはまだ未知数ですが、世界は・・・もうすこし確かな言い方をすると、自分が生きている現実は、なんらかの連鎖の上になりたっているということです。

大昔、東洋哲学の大家・鈴木由次郎教授の授業を受けたことがあって、その時に、授業の終わりに、「人生とはなんでしょう」という直球の質問をしたところ、一呼吸のあと「流れ」というお言葉をいただきました。


五行の連なりの姿は、そのまま人生の「流れ」に姿を変えているのだと思います。