これまでの算命学的解釈では、陽占上の5つの星が霊魂の本能であって、この本能を発揮することで才能や役割が生まれるというものでした。星(気)は陰陽で10あります。そのうちだいたい平均すると5~7の気を宿命に与えられています。少ない人は4以下、多い人…
タイトルの迷走するというのは、僕のことです f^_^;二転三転して、数少ない読者の方にはご迷惑をおかけしています。 それなら、全部書き終わってから発表しろよというごもっともなご意見はあろうかと思いますが、老いても健在な禄存星のささやかな自己顕示欲…
日干が現実をどう作っていくか(どう見るか)は心の会議で決まっていくのですが、この時に日干の初期設定は概ね第一認識段階にあります。この段階では、魄と日干の合議で現実が生まれます。 人間は成長する(経験する)につれて現実の作り方が変わってきます…
心が現実を造るというと、ポジティブな心を持って目的に向かって努力すれば、思い通りの現実を造れるのか・・・という発想が生まれるのは当然でしょう。それは実現する可能性を高めるとは思いますが、もし、それでいいなら、日干と魄の二者会談で充分でしょ…
霊魂を構成する気は自然界の五つの気(木火土金水)です。融合された雑多の気も分類すれば5つにわけられることになります。なぜなら、それ以外に気はないからです。 人間のエネルギー(気)には諸々の区分がありますが、その内容を最少区分すると、「五大本…
異気集合論というのは、単に霊魂の成り立ちではなくて、すべての存在にあてはまる理論のように思えてきます。目にすることができる存在物にはすべて霊魂が宿るというのが算命学の考え方ですが、存在の構成元素として霊魂をとらえると、異気集合論はすべての…
霊魂が寄せ集めであっても、その中の断片には親先祖の思いや、やり残したことが入っていると思っていました。そして、それが人生を作っているのだと。 異気集合論を読み返してみて、霊魂を「原子」とか「分子」とかいう言葉に置き換えられていることが気にな…
算命学には霊魂生成の原理が説かれた異気集合論という独自の霊魂観があります。一般に言われている霊魂の考え方とは大きく異なります。これは妄想図です。実際は人体の各部署に散在しているのかもしれません。算命学がイメージする霊魂は、一つの塊ではなく…
霊魂は魂と魄によって成り立っています。それが現実を造っていると妄想しました。二つのうち、魂は直接現実を造る役割ではない(神の存在を暗黙に示唆する役割)ことを思うと、実質、現実は魄によって造られていることになります。 魄とは何かといえば、人間…
人間とは霊魂であり霊魂とは魂と魄であり魂と魄は人間世界では「位」と「徳」です。これは人間の在り方の何かを示しているものではなく、これがすべて、と考えると、人生も人間もまったく違った見え方をしてきます。位は、「神の意志を自然界の中から読み取…
一見すると、子供の教育に対して、父と母の役割の違いを魂と魄に比して説明しているように思います。これを逆に考えてみてはどうかなと妄想です。魄の役割を母が果たす。魂の役割を父が果たす。 生まれた子供は、親の理性によって育てなければ、真の徳と位を…
魂と魄についっては概念的な説明はあるのですが、例えば、魂も魄も同じ霊魂として胎内に宿っているのかどうか、などは明言されていません。霊魂の陰陽という概念分類のみなので、ここは多分に私的空想論になります。魄が女性、魂が男性と分類されても、それ…
現実は仮象という考え方は、実に多くの妄想を可能にします。妄想というのは見えない世界の話しという意味で、でっちあげということではないです。算命学とは陰陽説と五行説を土台にして、人間を、宇宙を、解釈した学問です。その根底にあるのは、大宇宙=小…
人間世界の主役を霊魂としたときに、一体霊魂はこの世界で何をしたいのか、ということがわからないと、身を貸している人間としても、快適な生活を送れないでしょう。 霊魂の故郷は左の図。陰陽はなく、ここでは五行は相生巡回しています。剋線なし。これが自…
算命学というのは、誕生日という時間を干支(時空間を表す記号)に変換して、人間を人生を解読していく占い技術です。占いですから、その根底には宇宙(神)があります。 その神の姿を空間(10干)という符号で表し、人間世界で現実化するために時間(十二支…
ここまでの推論は概ね高尾算命理論に基づいたものでしたが、ここからは、妄想が加わっての推論が続きます。それでも、原理的には高尾算命の立体五行説にのっとっているつもりです。天と地が時間で結ばれているという発想は西洋の時間論からは出てくるはずも…
高尾学館の教科書の二巻には原理編というのが書かれていて、最初に読んだときは?ばかりで飛ばしました。そこで使われている立体五行説の説明図を借用します。青字は勝手につけたものです。右の図。陰陽の理論をあてはめて、地上と天空に同じ空間の世界を設…
原典にはこういう含蓄のある表現が多くて、さらりと読むとみんな素通りしてしまいますが、「横列では無関係で縦列では意味が生じる」というのは、まさに、神と人間の世界は並列で存在するものではなく、縦の主従関係(親子関係)のように連なっていることを…
昭和世代では、上の感覚でした。現在、下が常識かどうかはわかりませんが、時間は外にあるのではなく、内側で個人的に発動しているという見解が有力となっています。算命学では、ずっと昔からそうでした(笑)といっても、算命学でも時間の考え方はずいぶん…
透念気が言わんとしているところは、存在論的にみると、現実はそこにあるのではなく、「神と自分の心の神が作っている」と解釈できます。それゆえに、人は現実から神の意志をくみ取れることになります。 人間の真の操縦者霊魂様と天界の神(自然の法則)とに…
以前書いた「透念気」の説明です。このあと、自然の法則は神が人間に何かを知らしめてるという法則であるという考え方が示されています。それを知るのが透念気です。それゆえに、透念気を身に着けて生きていくことができれば・・・となり、自然科学的倫理性…
なぜ、次元を上げる必要があるのか? あるいは、低次元でいると(現実を生きていると)なぜ人生は凸凹道となって問題ばかりが起こるのか? これは「悪神と善神」というタイトルの出だしのお言葉にその答えがあります。人間界は人間の原理で動いているのです…
これまでの話しを図示するとこんな感じになります。人間は現実未来を欲望しながら、それゆえに凸凹になる現実の道を歩みます。一方で霊魂は地上で代々継承されてきた、埋め込まれたテーマを燃焼するために、人間の中に入り込みます。 人間は簡単にいうと、霊…
書かれているように、次元を上げるために必要なことは「現実苦」です。こういうのをトータルな考え方を持っていないと、ここだけでとらえてしまって、次元は単なる占いの技術になってしまいます。 これまで語ってきたことは、次元を上げることの必要性、その…
算命学の初期の時間の考え方です。昔の人々はといってもいいでしょう。天動説。動いているのは天空の星や太陽で、自分たちは不動の大地にいると感じていました。これはいまでもそうですよね。自分たちが動いているとは思えません。 だからといって、人間が感…
人間が行動を起こす時に、ふと思いつくやりたいこと、これが心の動きです。その時に「感応する」という部分に霊魂(実気)と人間(虚気)の混在があるのですが、その時点ではそれがなんであるのかわかりません。それが表に出てきたときに、自分の意志という…
心と神様の合作で現実が造られていると想像すると、仏教でいうように因果はすべて自分の内側にあることになります。算命学の次元論の中でも因果の問題はでてきます。過去の自分がやったことが次元上昇のタイミングで浮上し、それは概ね問題を起こすことにな…
以前にも書きましたが、「透念気」という算命学神学にある考え方です。ここにある「倫理自然科学的な方向」という部分が、算命学占いを人間視点からのものにしていると思います。これは算命学だけでなく、ほとんどの中国思想は処世術的な受け止められ方をし…
以前みた、人間が行動に移るまでの算命学的流れです。この中で、感応するのは無意識霊魂の働きで、それが行動になるまでのプロセスが心の働きってことになります。 図でいえば、何気なく思い浮かんだことが(ちょっとしたきっかけで動いた気持ちが)だんだん…
西洋では長い間、過去現在未来という時間の流れがあって、そこに人間は存在していると考えられていました。でも、時間については様々な考え方が生まれて来て、この高村光太郎さんの「僕の前に道はない」という詩の一説は、時間はあらかじめあるものではなく…