2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧
霊魂の入れ物として肉体の大切さは前述のとおり算命学でも多く語られています。 ただ主役はあくまでも霊魂です。霊魂がない肉体は動物以下とまで言われます。 そこで、無形の霊魂と有形の肉体との関係はどうなっているのかを観てみます。 人間世界は、宇宙と…
裏干支と表干支の関係を図示すると、こうなります。裏干支が流れています。 人間の誕生は、まず肉体からです。その後に霊魂が肉体に入ります。 肉体とは、裏干支を可視的にする(存在させる)時間と定義することができます。 肉体がない霊魂は存在できません…
一般的に霊魂というと、ご先祖様や輪廻転生や幽霊みたいなものを想像します。 算命学でいう霊魂は、死後でも生前の人格を持った霊のことではありません。 一つの塊としての霊魂が修行や浄化のために輪廻転生するということでもありません。 形あるものはすべ…
空間とはこの陰陽五行のことです。甲乙丙丁戊己庚辛壬癸という符号で示されます。 五行には本性、本能があって、それも陰陽でイラストのように10種類に分けられます。 占いでは主に「日干」(現実を作る主役)について、この本性本能をあてはめます。 日干甲…
人間が死んだ時も生まれた時と同じように表干支と裏干支の変換が行われます。 この時もバトンタッチするのは、十二支(時間)です。乙子は裏干支の世界です。 静というのは中庸のことで、無でも不動でもありません。「静」としてある。 真ん中の動的「今世」…
もともとあった五行説と陰陽説が合体して陰陽五行が生まれました。 一方で12支は木星の運行から一年を十二区分する時間表示として作られたものです。 まったく別々に作られた陰陽五行と12支が合体することで干支が成立しています。 干支(かんし)の干は、陰…
人間を極に3つの陰陽があります。ここに男(陽)女(陰)を加えてもいいでしょう。 そこで「人間とは何か」という問いの答えを探そうと思ったら・・・ 肉体と霊魂も答えだし、男と女も答えだし、時間と空間的存在も答えになります。 ということは「人間とは…
ここまでは、五行と配置図にこだわって、自然と人間の違いをみてきました。 この時に平面五行と立体五行を一つにする作業で、陰陽という概念が使われました。 神の意志を陰と陽に分けるという考え方です。陰と陽を合わせると、神になります。 陰陽説は五行説…
甲 乙 丁 辰 卯 巳 という命式の気をすべて分解して、この自然五行図に配置します。 大地を意味する土性(この場合は戊)が中央にきて、現実未来には木性(甲乙)です。 現実の過去(庚)、精神の未来(丙丁)、精神の過去(癸)と振り分けられます。 人間図…
王様(人間)が中央に来ることによって、気の流れががらりと変わりました。 これ以降は私見による空想的人生論です。 図右は、王様⇒人間⇒日干と入れ替えて、中央を「日干」とします。 王様を中心に作られた古代社会を、そのまま個人の人生へと移し替えます。…
人間不在の平面五行と、人間が中心に来る立体五行と、この二つが重なって、暦が生まれ、それを元に人間の生活が秩序だって来て、科学や人間のための思想が生まれてきました。 算命学の占術部門も、この二つの五行の重ね合わせから生まれています。注目すべき…
平面五行というのは、地上における自然の分類です。 古代人が自分が居る世界を見渡して、そこにある自然から5つの要素を感じ取って、それを法則的に解明したものです。 この五分類には「人間」は入っていません。 平面五行には「天(神)」も図示されていま…
五行は前にだけ一方通行で流れながら循環します。これは時間を想起させるもので、算命学では時間があるのではなく、空間が動いているという考え方です。動いている空間のしるしとして時間(十二支)があります。時間については、大きなテーマになるので後述…
五行説(五行論)というのは、理論というよりも、古代人の自然観察によって生み出された思考法です。それはそのまま神の法則として定着しました。世界は五行で構成され五行の法則で動いています。 これは、単に古代の自然観としてとらえるものでもなく、もっ…
算命学には思想部門と占術部門があります。これから書いていくスピ算人生論では、思想部門を考え出した人々の自然観宇宙観を元にして、人生とは、人間とはという基本的な問題を考えて行きます。 最初に留意したいことは、時代背景です。算命学が生まれた時代…