青い算命学

算命学に関する独善的ブログです。

スピ算人生論-二つの五行の意味すること

五行は前にだけ一方通行で流れながら循環します。
これは時間を想起させるもので、算命学では時間があるのではなく、空間が動いているという考え方です。
動いている空間のしるしとして時間(十二支)があります。
時間については、大きなテーマになるので後述するとして、まずは、五行の概要をなぞります。

 

「相生」に対して、対照的な原理が「相剋」です。これは気の作用としてはぶつかり合い壊しあうものです。

相剋の関係は、金性が木性を傷つけるという論法なのですが、人間が生存して行くためには、先の相生理論よりも、相剋理論の方がより活用範囲が広く、人間の人為的な行動は剋作用によるものが多いことは注目すべきことです。

 

五行には自然を分類した平面五行と大地(人間)を中心に置いた立体五行と二つの五行があります。
実質はこの二つが混在した形で使われています。
というのも、立体五行には相生相剋の理論はなく、それは平面五行から移行されたものです。立体五行は中心を想定して、他の四行は中心から見た方位として位置づけられています。
東が西を剋す、というような考え方は立体五行単独からは生まれません。

 

この二つが混然一体に考えられていること、そこに占い術としての問題だけでなく、人生とは、人間とはを算命学的に考える時の不明瞭さになっているように思うのです。