青い算命学

算命学に関する独善的ブログです。

2024-01-01から1年間の記事一覧

スピ算人生論- 十大主星と霊魂の関係を探る

宿核にどんな気が入り込むのかは、命式からの想像を超えた範囲でも起こります。 その上に、その不確実な宿核をベースに次々と霊魂が融合されます。 日干はその霊魂を探り当てて、星として表出する作業をします。 融合混濁した霊魂群の中から星を出す作業をす…

スピ算人生論-宿核と生家環境の重要性

原典3巻にあった図に言葉を加えて、誕生⇒宿核⇒心⇒現実を作る、を図示しました。 赤子は『肉体から発せられる未完成本能を所有して誕生した人間』と書かれています。 そこから3年、赤子の体内から引力が発生して、宿核となる気を引き寄せます。 宿核を作る…

スピ算人生論-霊魂の複雑な生い立ち

算命学には人体星図というのがあります。身体の中に霊魂が入るという想定です。 宙を浮遊している気が、誕生した肉体に引き寄せられて、体内に入り込みます。 形ができると(誕生から3年後くらい)日干が霊魂を引っ張り出して星にします。 人体星図の意味は…

スピ算人生論-人間が主役になれない理由

実際、算命学を読んでいくと、人間を極として肉体と霊魂が陰陽と書かれています。 その方が多くて、何も考えてない時は人間は肉体と霊魂でできていると思います。 でも、霊魂の説明や心の説明になると、人間の部分が「心」に変わってきます。 原典でも、「矛…

スピ算人生論-「人生は映画」なのか?!

心、霊魂、肉体の関係を自動車に例えたわかりやすい説明がありました。 「自動車が有る」といえないのは、様々な部位が合わさって成り立っているためです。 3つのどれか一つが欠けても自動車足り得ないという関係としての存在です。 心はエンジンであるとと…

スピ算人生論-再び人間とは何か

原典には「人間」を頂点にした、このような図があります。 これまでみてきた、無願への道やそのための透念気は心がコントロールする問題です。 それでは、日常、自覚している「人間」としての自分とは一体何でしょうか。 しかし、頂点になっている人間には有…

スピ算人生論-肉を剥いで霊を観る

自分の人生が有願の道なのか無願の道なのか・・・判定方法にも王道はありません。 算命学は宗教ではないので、神を信じれば道が見えてくるってこともありません。 自分の感性を磨き、起こる出来事から神の意志を読み取ることが推奨されています。 これを「透…

スピ算人生論-無願への道に王道はない

人生は霊魂主導で動いていることを前提にすると、前に進むことが生きることです。 それは生きる欲望といってもいいでしょう。希望といえば、綺麗な前進力です。 有願というのは、環境や経験から生まれる、自己欲求を満たすための願望のことです。 有願であっ…

スピ算人生論-幸福を願うと不幸がついてくる

未来へ向かう無限の霊魂と過去に向かう有限の現実(肉体)が人生の姿です。 その矛盾が人生の剋線(苦しみ・悲しみ)を産んでいると思われます。 二つの五行図の現実横線4つのうち、3つは剋線の行程です。 右図を霊魂のみの五行としたのは独善だとしても、…

スピ算人生論-希望の二段階活用

人間は肉体を持って、日の出から日没へ向かう自然の時間を生きています。 霊魂は無限の時間の道を希望の日の出の方向へと進みます。正反対の時間。 人間は、ありもしない未来を描いて、東→中央の剋線人生を歩みます。 算命学ではこのように語られているわけ…

スピ算人生論-人間と霊魂の共存の道

算命学では人間(人生)は時間と空間で成り立っているといいます。 図にするとこういうことかなと思います。心が後天的に生じる理由もわかります。 算命学的には肉体の中で一つになっていることですが、あえて分けてみました。 これは、現実(肉体)は心が生…

スピ算人生論-人間の未来は必要な虚象

心が作る人生はおそらくこういう図になっていると思います。 これは、過去へ向かう人間(肉体)と、未来へ向かう霊魂を合成した現実の今です。 人間とは心なり、という算命理論は、この図のような人生になります。 僕たちは現実を生きているわけですから、実…

スピ算人生論-魄だけが継承される理由

またこの図に戻ります。この正反対の時間の動きこそ人生の謎の糸口になるものです。 肉体と霊魂の時間の違いは、肉体(有限)と魂(無限)の違いです。 トータルすると、人間は自然には生きられないってことです。 位は自然を知る感性です。もし高められた位…

スピ算人生論-なぜ、位は継承されないのか?

人間は霊魂と肉体でできていて、肉体が霊魂の入れ物なら人間は霊魂でできています。 霊魂には魂と魄があるので、人間は魂と魄でできていることになります。 魂は神を知る感性、魄は人間的情愛。結局人間はこの二つで生きているってことです。 算命学では魂と…

スピ算人生論-人情と人徳は神から遠い世界

魂魄の違いを示す例が書かれています。徳と位は反対の位置にいます。 魂…感性…自分一代のもの…位…表…陽 魄…霊性…前世からの流れ…徳…裏…陰 これはずっと言い続けていますが、人間世界と霊魂の世界は反対の極にあります。 だからこそ、霊魂は人間を入れ物とし…

スピ算人生論-魂の陰陽(魂と魄)

本質的な観点で見ると、人間とは「心」ですが、これからは「人間」と表記します。 人間は霊魂と肉体で構成されていて、存在は陰陽で成り立っています。 人間を構成する、肉体も霊魂も、陰陽に分かれます。 肉体の陰陽は、東洋医学が詳細に論じていますが霊魂…

スピ算人生論-心は何をしているのか?

心は肉体と霊魂を調整するために後天的に生まれた連結装置です。 この場合の肉体は、行動することで生まれる「現実」も含まれています。 霊魂は固定されたものではなく、これも後天的に融合変化して行きます。 それに見合うように、心もどんどん変化します。…

スピ算人生論-我思わなくても心有り

霊魂の入れ物として肉体の大切さは前述のとおり算命学でも多く語られています。 ただ主役はあくまでも霊魂です。霊魂がない肉体は動物以下とまで言われます。 そこで、無形の霊魂と有形の肉体との関係はどうなっているのかを観てみます。 人間世界は、宇宙と…

スピ算人生論-肉体の働き

裏干支と表干支の関係を図示すると、こうなります。裏干支が流れています。 人間の誕生は、まず肉体からです。その後に霊魂が肉体に入ります。 肉体とは、裏干支を可視的にする(存在させる)時間と定義することができます。 肉体がない霊魂は存在できません…

スピ算人生論-そもそも霊魂とは何?

一般的に霊魂というと、ご先祖様や輪廻転生や幽霊みたいなものを想像します。 算命学でいう霊魂は、死後でも生前の人格を持った霊のことではありません。 一つの塊としての霊魂が修行や浄化のために輪廻転生するということでもありません。 形あるものはすべ…

スピ算人生論-命式の10干と霊魂の関係

空間とはこの陰陽五行のことです。甲乙丙丁戊己庚辛壬癸という符号で示されます。 五行には本性、本能があって、それも陰陽でイラストのように10種類に分けられます。 占いでは主に「日干」(現実を作る主役)について、この本性本能をあてはめます。 日干甲…

スピ算人生論-表裏の干支が人間史を作る

人間が死んだ時も生まれた時と同じように表干支と裏干支の変換が行われます。 この時もバトンタッチするのは、十二支(時間)です。乙子は裏干支の世界です。 静というのは中庸のことで、無でも不動でもありません。「静」としてある。 真ん中の動的「今世」…

スピ算人生論-60干支だけが干支ではない→裏干支の意味

もともとあった五行説と陰陽説が合体して陰陽五行が生まれました。 一方で12支は木星の運行から一年を十二区分する時間表示として作られたものです。 まったく別々に作られた陰陽五行と12支が合体することで干支が成立しています。 干支(かんし)の干は、陰…

スピ算人生論-現実は本当にあるのか?

人間を極に3つの陰陽があります。ここに男(陽)女(陰)を加えてもいいでしょう。 そこで「人間とは何か」という問いの答えを探そうと思ったら・・・ 肉体と霊魂も答えだし、男と女も答えだし、時間と空間的存在も答えになります。 ということは「人間とは…

スピ算人生論-五行(陽)と時間(陰)

ここまでは、五行と配置図にこだわって、自然と人間の違いをみてきました。 この時に平面五行と立体五行を一つにする作業で、陰陽という概念が使われました。 神の意志を陰と陽に分けるという考え方です。陰と陽を合わせると、神になります。 陰陽説は五行説…

スピ算人生論-自然と人間の時間は違う?!

甲 乙 丁 辰 卯 巳 という命式の気をすべて分解して、この自然五行図に配置します。 大地を意味する土性(この場合は戊)が中央にきて、現実未来には木性(甲乙)です。 現実の過去(庚)、精神の未来(丙丁)、精神の過去(癸)と振り分けられます。 人間図…

スピ算人生論-人間が自然から遠くなる理由

王様(人間)が中央に来ることによって、気の流れががらりと変わりました。 これ以降は私見による空想的人生論です。 図右は、王様⇒人間⇒日干と入れ替えて、中央を「日干」とします。 王様を中心に作られた古代社会を、そのまま個人の人生へと移し替えます。…

スピ算人生論-中央に来る王様が人間の起源

人間不在の平面五行と、人間が中心に来る立体五行と、この二つが重なって、暦が生まれ、それを元に人間の生活が秩序だって来て、科学や人間のための思想が生まれてきました。 算命学の占術部門も、この二つの五行の重ね合わせから生まれています。注目すべき…

スピ算人生論-自然と人間と占術と

平面五行というのは、地上における自然の分類です。 古代人が自分が居る世界を見渡して、そこにある自然から5つの要素を感じ取って、それを法則的に解明したものです。 この五分類には「人間」は入っていません。 平面五行には「天(神)」も図示されていま…

スピ算人生論-二つの五行の意味すること

五行は前にだけ一方通行で流れながら循環します。これは時間を想起させるもので、算命学では時間があるのではなく、空間が動いているという考え方です。動いている空間のしるしとして時間(十二支)があります。時間については、大きなテーマになるので後述…