2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
主星貫索星の場合です。これは男女どちらでも同じです。 どういう生家環境で育つと主星が順調にエネルギーの発揮が出来るかをみます。 基本は星の意味です。その星が自然に力を出せる生家環境があります。 逆に考えると、宿核の霊魂には想定された生家環境が…
これまでの座気の星は、役割や立場に与えられた霊魂本能でした。 この貴幼法という占技では、通常の星と同じように日干を使います。 個人的ってことです。霊魂の融合が本格的になる前の主星だけで解釈します。 明言されてはいませんが、この占技は、宿核の霊…
霊魂は年を取りませんが、肉体は衰えるのでいつまでも中央を居場所にはできません。 座気では中央を退くと「お年寄り」と呼ばれる北へと移行します。 ここでは、男性は龍高星、女性は玉堂星という星が座気になります。 龍高星は改革・冒険・放浪のエネルギー…
補佐の経験を積んで後、名実ともに家長の地位に着く頃は、家族も増えています。 子ども達も家庭を持っていることもあり、社会的な責任も重くなってきます。 また、年寄りを抱え、成人した子供ども達を指導する役割も担うことになります。 いわば、世の中の中…
東方の時が終れば、社会へ出て人の補佐を務めます。 本来は東が社会の場なのですが、成長途上での仕事は西の補佐役からです。 西方は補佐役の場所であり、世の中を支えるものの気が宿る座です。 星は男性が車騎星、女性が牽牛星。 人の補佐役を果たすことで…
子供の位置にあった座気ですが、成長すると兄弟仲間がいる東へ移ります。 男の子なら、貫索星、女の子なら、石門星、という星の霊魂が宿ります。 兄弟姉妹というのは、人間関係の基礎を築くための設定です。 貫索星は自我心で、男の子に頑固さと守備力を身に…
男の子を集団の中で遊ばせろというのは、人間関係を学ぶ訓練だけではありません。 子供は遊びの中で自分の本性がでるものです。それで争いになったりもします。 それがいいってことです。ありのままの自分を他人に見せる機会を子供に作らせます。 それが男子…
自分を中心に置くと、自分という立場役割には禄存星・司禄星という霊魂が宿ります。 どの位置でも男性が陽、女性が陰の星になることは変わりません。 そして、ここに割り当てられた星たちは、個人とは無関係に、人間としての星です。 これは、人間個人の本質…
自分が誕生する時には、そこにはすでに定められた人々がいます。 概ねは、親や祖父母や兄姉といった、先を行く家族です。 家族の中心には家長がいて東に兄弟、北に年長者、西に補佐役、と配置されます。 霊魂(気)は人間個人だけではなく、地位や役割などに…
これまでみてきたように、占いで使う星は霊魂から生まれたものです。 算命学の多くは星を使った占術ですから、当然霊魂を占っていることになります。 ところが、実際の占いでは、霊魂という単語は出てきません。 それはそれとして、占い以前の気と霊魂の関係…
算命学を自分を知るための学問にするには、まず、この違いを理解することです。 西洋を直接天文学とするなら、算命学は間接天文学と書かれています。 これは占星術だけでなく、思想や科学の分野でも東洋と西洋の大きな違いです。 この違いがすべてを説く鍵に…
前にやりましたが、人間を小宇宙と考えた時の、算命学が解析した陰陽図です。 霊魂と肉体から人間が出来ていますが、点線の上の段階では心は作られていません。 宿核ができるまでの、初期段階では、心もなく、概念としての「人間」です。 これは時系列的に描…
時間はエネルギーを発するわけではなく、時間が動くわけでもありません。 日干(心)と空間が移動する標(区間)としての働きです。 例えば、正午という時間は太陽(空間)のエネルギーがもっとも強く働く位置です。 これまでは日干の力が最大値と解釈してい…
十大主星は霊魂が日干の筒の中を通って、星というエネルギーになります。 それに対して、同じ星と名前がついていますが、従星はどうエネルギー化されるのか? 長い間、十大主星と同じように日干が星にしていると思っていました。 でも考えてみれば、十二支そ…
宿核にどんな気が入り込むのかは、命式からの想像を超えた範囲でも起こります。 その上に、その不確実な宿核をベースに次々と霊魂が融合されます。 日干はその霊魂を探り当てて、星として表出する作業をします。 融合混濁した霊魂群の中から星を出す作業をす…
原典3巻にあった図に言葉を加えて、誕生⇒宿核⇒心⇒現実を作る、を図示しました。 赤子は『肉体から発せられる未完成本能を所有して誕生した人間』と書かれています。 そこから3年、赤子の体内から引力が発生して、宿核となる気を引き寄せます。 宿核を作る…
算命学には人体星図というのがあります。身体の中に霊魂が入るという想定です。 宙を浮遊している気が、誕生した肉体に引き寄せられて、体内に入り込みます。 形ができると(誕生から3年後くらい)日干が霊魂を引っ張り出して星にします。 人体星図の意味は…
実際、算命学を読んでいくと、人間を極として肉体と霊魂が陰陽と書かれています。 その方が多くて、何も考えてない時は人間は肉体と霊魂でできていると思います。 でも、霊魂の説明や心の説明になると、人間の部分が「心」に変わってきます。 原典でも、「矛…
心、霊魂、肉体の関係を自動車に例えたわかりやすい説明がありました。 「自動車が有る」といえないのは、様々な部位が合わさって成り立っているためです。 3つのどれか一つが欠けても自動車足り得ないという関係としての存在です。 心はエンジンであるとと…
原典には「人間」を頂点にした、このような図があります。 これまでみてきた、無願への道やそのための透念気は心がコントロールする問題です。 それでは、日常、自覚している「人間」としての自分とは一体何でしょうか。 しかし、頂点になっている人間には有…
自分の人生が有願の道なのか無願の道なのか・・・判定方法にも王道はありません。 算命学は宗教ではないので、神を信じれば道が見えてくるってこともありません。 自分の感性を磨き、起こる出来事から神の意志を読み取ることが推奨されています。 これを「透…
人生は霊魂主導で動いていることを前提にすると、前に進むことが生きることです。 それは生きる欲望といってもいいでしょう。希望といえば、綺麗な前進力です。 有願というのは、環境や経験から生まれる、自己欲求を満たすための願望のことです。 有願であっ…
未来へ向かう無限の霊魂と過去に向かう有限の現実(肉体)が人生の姿です。 その矛盾が人生の剋線(苦しみ・悲しみ)を産んでいると思われます。 二つの五行図の現実横線4つのうち、3つは剋線の行程です。 右図を霊魂のみの五行としたのは独善だとしても、…
人間は肉体を持って、日の出から日没へ向かう自然の時間を生きています。 霊魂は無限の時間の道を希望の日の出の方向へと進みます。正反対の時間。 人間は、ありもしない未来を描いて、東→中央の剋線人生を歩みます。 算命学ではこのように語られているわけ…
算命学では人間(人生)は時間と空間で成り立っているといいます。 図にするとこういうことかなと思います。心が後天的に生じる理由もわかります。 算命学的には肉体の中で一つになっていることですが、あえて分けてみました。 これは、現実(肉体)は心が生…
心が作る人生はおそらくこういう図になっていると思います。 これは、過去へ向かう人間(肉体)と、未来へ向かう霊魂を合成した現実の今です。 人間とは心なり、という算命理論は、この図のような人生になります。 僕たちは現実を生きているわけですから、実…
またこの図に戻ります。この正反対の時間の動きこそ人生の謎の糸口になるものです。 肉体と霊魂の時間の違いは、肉体(有限)と魂(無限)の違いです。 トータルすると、人間は自然には生きられないってことです。 位は自然を知る感性です。もし高められた位…
人間は霊魂と肉体でできていて、肉体が霊魂の入れ物なら人間は霊魂でできています。 霊魂には魂と魄があるので、人間は魂と魄でできていることになります。 魂は神を知る感性、魄は人間的情愛。結局人間はこの二つで生きているってことです。 算命学では魂と…
魂魄の違いを示す例が書かれています。徳と位は反対の位置にいます。 魂…感性…自分一代のもの…位…表…陽 魄…霊性…前世からの流れ…徳…裏…陰 これはずっと言い続けていますが、人間世界と霊魂の世界は反対の極にあります。 だからこそ、霊魂は人間を入れ物とし…
本質的な観点で見ると、人間とは「心」ですが、これからは「人間」と表記します。 人間は霊魂と肉体で構成されていて、存在は陰陽で成り立っています。 人間を構成する、肉体も霊魂も、陰陽に分かれます。 肉体の陰陽は、東洋医学が詳細に論じていますが霊魂…