青い算命学

算命学に関する独善的ブログです。

スピ算人生論-初期霊魂 主星貫索星

主星貫索星の場合です。これは男女どちらでも同じです。

どういう生家環境で育つと主星が順調にエネルギーの発揮が出来るかをみます。

基本は星の意味です。その星が自然に力を出せる生家環境があります。

 

逆に考えると、宿核の霊魂には想定された生家環境があるってことだと思います。

主星貫索星の場合、本来の思考本体が形成されるのに時間がかかることが特徴です。

その上生家環境の影響が大きく、環境によっては一層本来の素質開花が遅くなります。

 

理想的には動きの激しい大家族の中で育つことです。

主星に貫索星があるということは、霊魂の中にそうした生家環境があるってことです。

貫索星の本質は「守る」ことです。環境が荒っぽいほど保守本能は強く表れます。

 

貫索星が稼働すると、周りの環境に囚われず自分の世界を形成するようになります。

周りがあわただしいほど、巻き込まれないように、自分の内的世界を居場所にします。

環境が「動」であれば、自分の中に「静」を作り、自己形成の速度が速まります。

 

逆に、両親が子供中心の世界を作る家庭だと、頑固さや守りの本能は発動しません。

環境に押し流されるような自己形成になって、自立した守備本能が確立されません。

女性の場合は影響が少なく、男性は思考の底辺が小さい、わがままな自我になります。

 

 

貫索星というと自我が強い印象ですが、自分から攻撃する自我ではありません。

子どもの頃はむしろ温厚でおとなしい性格になる方が多いです。

そのため、貫索星の頑固さや保守本能は、環境から攻められて初めて発動します。

 

といっても、一方的に環境に影響されるわけではありません。

自分なりに環境に働きかけて、そこから得たものを「選別して」身に着けて行きます。

それを少しずつ蓄積していくことで思考の基盤を作ります。

 

どのような環境に置かれても自己のペースを乱さないことも特徴です。

自己主張や自己表現は薄く、思考の原点は「孤独」の中にあります。

人の影響を受けても自分なりのものに咀嚼して後、初めて自分のものにします。

 

積み重ね思考は、最初の土台が重要です。ここが小さいと不安定になります。

選別は良いもの基準ではなく、自分の本質とは違うものが混じることがポイントです。

ある意味、強制的に入り込むような形で、これが不安定な環境がいい理由です。

 

親兄弟の関係が穏やかで安定していると、それは小さくて弱い土台です。

もめごとや思い通りにいかない環境におかれるほど、雑多なものが入り込んできます。

その中で選別作業が働き、選別の基準は、自分にとって大事なもの、です。