青い算命学

算命学に関する独善的ブログです。

スピ算人生論-人が座る場所に宿る霊魂

自分が誕生する時には、そこにはすでに定められた人々がいます。

概ねは、親や祖父母や兄姉といった、先を行く家族です。

家族の中心には家長がいて東に兄弟、北に年長者、西に補佐役、と配置されます。

 

霊魂(気)は人間個人だけではなく、地位や役割などにも存在します。

生まれたばかりの子供は赤い子供達の座の霊魂が備わります。

家長は父で兄姉は東の緑の座に座り、母は補佐役の場の霊魂を得ています。

 

この家族図は、自分を中心に置けば、また違った関係図になります。

座と人物の関係は固定されることはありませんが、座の霊魂の姿は変わりません。

例えば、自分を中心にした人物図を加えると次のようになります。

 

自分を中心に置くと自然は、左右上下とそれぞれの人物が座す座布団を用意します。

戊に禄存星という霊魂があるように、それぞれの座にも霊魂があります。

親は年長の座になり、配偶者は配偶者の座気になり、子供は子供の座に座ります。

 

これは陰陽五行の位置にある霊魂がその座の霊魂になります。

中央なら禄存星司禄星です。配偶者なら車騎星牽牛星が座の霊魂です。

場所と霊魂の関係は家族の時と同じです。家長も自分も組織の長も中央で禄存星です。

 

陰陽は男性が陽、女性が陰です。男の子なら鳳閣星、女の子なら調舒星です。

祖父なら龍高星で祖母なら玉堂星で、兄なら貫索星で姉なら石門星です。

あくまでもこれは日干を通さない、既定の霊魂の姿です。

 

個人を基準に観ていくと、必ずしも人物と一致しないので、占術では使いにくいです。

また、車騎星牽牛星がなくても、配偶者になる人や補佐役を務める人は普通にいます。

車騎星や貫索星がぴったりという難しい子供もいます。これをどう考えるのか?

 

 

これまで人間を当てる占いをやってきたので、こうした観点はスルーしていました。

人生は自分(日干)が生きているのだから、一般論のような座気は不要としました。

どの占技もそうなのですが、見方を変えると、がらりと答えまで変わってきます。