両親祖父母とも全部正干。例題としてはわかりやすく、参考になります。
貫索星は自分でしょう。自分が生じる己は父の正干。
父は知人の債務保証人になり、取り立て屋に追われる身となって、一家はそこから極貧の生活になりました。これが西川さんの原点だとすると、月支は父と自分の霊魂となりそうです。
天干では正干母が自分を生じていますが、地支には母はなく、関係は害(母を全面的に受け入れる)。
年干は兄弟か父系祖母か・・・五人兄弟の末っ子のようですが、兄弟は全員一般人であまり話には出てきません。
漫才も政治家も人を相手ということで、石門星でいいのかもしれません。
位相法を考慮すると、自分の霊魂は仕事場の自分と半会(魄を仕事場で燃焼する)、家庭は母や妻に任せるのが(日月の害が)現実の姿です。
赤川さんの「父親は他に家庭を持っていた」とwikiにはありましたが、インタビュー記事では、「父は東映の教育映画部長だったため、子どもの頃は、小学校を周って上映する映画の試写を自宅でよく一緒に見ていました」<Hint-Pot インタビュー>「小さい頃から映画をたくさん観ていました。それに、もともと映画監督になりたかったんです。だから僕の場合は、場面が映像で浮かばないと文章に書けないですね。その映像を小説の形にし、いかに読者の頭の中に上映できるか。そういう感じで小説を書いてきました」とも語っています。
父の「赤川孝一」さんについては赤川さん本人が詳しく語っていて、いわゆる妾宅があって、子供までいたそうです。
月支本元の甲を自分として、納音をまとめる初元の戊が父。丙は父の母かと思います。
母についてのコメントはないのですが、父よりは母との関係が密だったとは思います。
年支本元に母の正干癸。これが日支の母の偏干と半会して、その下の庚は子供ですが、ルーツは母系の祖母。
空想力を使うと、母と母系の祖母(庚)は愛人をもった父(甲)を激剋する。でも、赤川さんの中では、父を嫌っているわけでもなくて(日月の戊の連結)・・・と妄想が膨らみます。
納音は、母を傷つけた許しがたい日支戊(戊父剋壬母)と尊敬する映画人としての霊魂とを一体化させる意味があったと思えてきます。
月干の甲は自分ですが子供時代は、兄の影響がありました。「兄が買ってきた『シャーロック・ホームズの冒険』を読んで、これなら書けるかもしれないと真似て書いたのが始まりです」。ホームズにはずいぶんはまったようで、後に、大ヒットした「三毛猫ホームズ」シリーズのタイトルにもなっています。兄との関連だったとすると、月干の甲は兄の可能性もあります。
ちなみに、三毛猫は実家で買っていた猫が三毛猫だったと語っていました。
父は仙台銀行の相談役。母は伊香保温泉に明治時代から続く写真館の娘。少女時代は「伊香保小町」といわれるほどの美人だったそうです。
母の影響が強かったと松本さんは女性自身のインタビューで語っています。
「息子の目から見てもすごい母だった。まるでウルトラの母みたいな豪傑(笑)。妹は生まれつき心臓が弱く、若くして他界してしまった。普通なら母親が『強く産んであげられなかった』と自責の念に駆られてしまうものだろうけれど、母はまるでクヨクヨしたところがないの。母親が泣いているところはいまだに見たことがない。自分がこうだと決めたら貫く人です」。
『強くたくましい母の姿を見て育ったからか、松本は今も無意識に、知り合いになる女性には強い人を選んでしまうとか。そう聞くと、歌詞に描かれる、凛として強い女性像にも合点がいく』と書かれていました。
命式は全部陰干でできているので、正干はありません。母系の影響を考えると、乙は偏母の実干、貫索星丁は自分、日支か月支の丁は早逝した妹さんの霊魂が加わっているかもしれません。
年干と本元の「己」は正干なら父ですが、父は月干と年支の辛がいいでしょう。
そう考えると、己は父系祖母の実干をとりたくなりますが、月支の乙剋己は母系の祖父がいいかもしれません。
両親は子供時代に離婚し、以降、母に育てられて、母を尊敬していると語っています。
また、サッカーは兄の影響で始めたそうで、兄も学生時代は有力なサッカー選手だったそうです。
月支本元に貫索星の自分、その上に母の正干があります。これは実際の通りです。
月支初元の辛は該当人物はいませんが、同じ誕生日で父縁がある人もいるわけですからこれは父系祖母の正干を取ります。
これは盲点でしたね。全部、辻褄を合わせる必要はなかったのですよね。それが同じ誕生日でも違う人生になる理由なのですから。人物不在の自由に使える霊魂があるということも、考慮する必要がありますね。これは人間分析の新たなヒントになりそうです!
霊魂選定人物不在の辛(父系祖母)→壬(父)、調舒星と禄存星です。
個人感情+自己顕示欲。前園選手は泥酔してタクシー運転手に暴力をふるうという事件を起こして4か月間謹慎していたことがあります。その時のことを「私の始末書」というコーナーで次のように語っています。
「サッカー選手の現役時代は、相手に弱みを見せたくなかったですし、プレーに対してもストイックでいたかったんです。そこでつくりあげたのが、“強面”のキャラクターでした。自分は本来強気なタイプではないので、あくまで見かけだけでしかありません。
それは、サッカー選手として戦うためには必要だったと思いますが、引退後もそのキャラ設定にとらわれている自分がいたんです
今回の事件につながったお酒に関してもそうです。そんなキャラクターだから、現役時代から事件の前までは、飲み会で盛り上がっているときに「烏龍茶ではカッコつかない」と思ってしまう自分がいました」
本来なら空の禄存星なら自然に引力(魅力)発揮になると思いますが、意識過剰気味に強面を演出していたといいます。そして酔って感情爆発は調舒星の迷走としてよく聞く話でもあります。このあたり、想像の域はでませんが、初期設定からの空=自由に使えるではない、別の意識が入る可能性をメモしておきます。