青い算命学

算命学に関する独善的ブログです。

スピ算人生論-検証 主星禄存星の有名人①

これからは、数よりも一人の人をじっくりと観ていこうと思います。
今田耕司さんは吉本興業所属のお笑いタレント、司会者、YouTuber。
実家は大阪市天王寺の道善寺という本門法華宗の寺で、実父は会社員と住職を兼業していた。3人兄弟の末っ子で、兄と姉がいる」<Wikipedia>以下青字はwikiより引用

末っ子の主星禄存星は、「本領発揮(自分が兄弟の世話役をやったり、親との中継役を果たす)が難しくなり、わがままになったり、親の気を引くために問題を起こす子になる」ということですが、今田さんの場合は、親のしつけが厳しく、悪さをするとお仕置きでお寺の本堂に閉じ込められたそうです。主星禄存星は生家環境内での発揮は難しかったようで、環境脱出願望がある時爆発しました。

中学3年時、友人と3人で独立していこうと決心して家出するも、数日で連れ戻されて自宅謹慎になる

高校では、軍隊のように規則が厳しい全寮制の高校に通っていましたが、これにも耐えられず、仲間と脱出、連れ戻されたものの、やはり耐えられなくなり、中退して、定時制に再入学しました。

禄存星は自分が現実を激剋して前進するエネルギーですから、拘束されたり、規制の厳しい環境は不適合でしょう。

定時制高校の卒業後も仕事が決まりませんでした。

もう真っ暗闇の中にいるような感じですよ。もちろん自分がさぼってきて、勉強もやってこなかったからなんですけど、先が見えない。夜間高校でしたから昼間仕事をするのですが、何をやっても続かなかったです。バイトを半日でやめたこともありました。
手に職をつけないといけないと思い、美容師になると決めていたんですけど、皮膚科に行くと「皮膚がすごく弱い体質」と診断され、「パーマ液は絶対に無理」と言われ、完全に挫折しました。加えて、やりたいことがなかった。若いときって目標がないのが一番つらい。当時は夢も目標もなく、フラフラ過ごしていました」<Voiceインタビュー>以下紫字はインタビュー

手に職を付けるというのは自立して中心にいたいという主星禄存星の本性ですから、方向はあっていたと思います。ただ、やるべきことに出会うまでに、時間がかかったようです。

たまたまバイト先の先輩がNSC吉本総合芸能学院)を教えてくれたのがきっかけです。当時NSCの入学金が4万円くらいで自分でも払えるレベルだったし、学校が実家からも近かったので、ちょっと面接行ってみようという感じです。そもそも自分がお笑いで通用すると思っていないので、試しに1年間通ってみるかと。ところが実際にNSCに行くと、舞台に立ちたいという目標ができたんです

バイト先の先輩が誰かわかるとおもしろいのですが・・・空想では、その人が霊魂のガイド役だったりします。
それが適職だと思えるのは、「舞台に立ちたいという目標ができた」という言葉。これが禄存星の自立性、中心願望、自己顕示です。それを活かせる場所がやっと見つかったということです。
大運は2旬(癸巳)。年運は1985年のことでした。

これまで運勢干は正干で観ることにしていましたが、大運は霊魂運ですから、これは正干で観て、年運は現実運ですから、実干でみると決めて、初めての試みですがデータがあれば、運勢干と霊魂の関係もみていこうと思います。単なる思い付きですから、ぴったり行くとは限りませんが・・・

今田さんの場合は、年運で禄存星の実干(乙)が巡り、大運干支では父の正干が巡っています。どちらも父の誘導と解釈できます。大運の蔵干は、母と父の母と肝心の本元(方三位)がはっきりしませんが、母系の母の父の父または命式の丁を呼び出すとすれば母の母でいいと思います。
運勢干は虚干なのですが、それが実干に影響を与え運命が動いていくということです。
今田さんの場合は、方三位の流れにのって、導かれたということで、運勢によって流れが変わったと解釈できます。その原動力は禄存星(父の実干と虚干)です。

次に衝撃を受けたのがダウンタウンさん。当時はまだ全然売れてなくて、キャパ100人弱の劇場だったのですが、そのネタがとにかく斬新で面白かった。花月と違い客層が若いというのがまた新鮮で、今度はこっちに出たいと思いましたね。
それからオーディションに受かり、気がつけばあっという間。何をやっても続かなかったダメな僕が、38年間お笑いだけでここまでやってこられて感謝しかないですし、めちゃめちゃラッキーだと思います

基本は月干支同士の納音です。これは松本さんの酉辛が今田さんの卯乙を激剋します。禄存星が剋されて父の霊魂が飛び出す、という解釈もできそうです。
羅状縁も干合もあって、霊魂的な出会いといってもいいでしょう。主役は父の霊魂(主星禄存星)だと思います。

2009年の『日経エンタテインメント!』におけるインタビューでは、『(2008年の)今田の好調ぶりを支えるのは抜群のトーク力。とりわけ『生放送に強い』というのが業界内での認識だ」と評されている。これについて今田は「生放送は好き。もともと収録放送の番組でも生放送のつもりで向き合っている」と語っている。また自身のトーク力について「大阪でダウンタウンさんの生放送の番組(『4時ですよーだ』)に出してもらったり、デビューして1年目くらいから生放送にしか出ていなかったから鍛えられた」と自己分析している

同期の板尾からは、「自分と真逆の人間で、居心地は凄くいい」「タレントとして、あいつにだけは勝たれへんと思ってる」「天性の明るさと面倒見の良さと場の空気を何とか面白くしようとする、どんなボケでも拾う、あの感じはオレにはできへん。凄いなと思いますよ」と高く評価されている

こうしたコメントを読むと、主星禄存星が水を得た魚となったのは、トーク力と禄存星の面倒見の良さとサービス精神でしょう。自分が前に出るのではなく、周囲のサポートをしながら人を引き付けて行きます(魅力引力の発揮)。

干合+破の威力は日常的に発揮されて、これが細かな対応力と、ギャグ力で、干合支合の狙い通りに着地する堅実性とそれを大半会して人々を引き付けているのでしょう。
それと、横列(現実)の龍高星禄存星車騎星はどれも目の前の今に反応する星なので、これもまた、今の対応力に優れた力を発揮すると思います。

それから、今田さんの干合は妻干です。二重干合する(自分よりも前に別の自分に取られている)という意味もありますが、この干合はトーク能力を高めるしゃべりの才能干合ですから、できれば、丙に妻を入れたくない、というのはあると思います。
地支には偏妻干が二つあって、これは車騎星。相手に尽くす愛情になって禄存星も車騎星も生活が個人的になっていくことは、面白くないと思います。規制を嫌うし、自由がなくなる感じになるでしょう。

こういう時は運勢干合で結婚することが多いです。5旬に丙申で牽牛星天将星、位相法は無条という10年があったのですが・・・昨年で終わりました。

今田さんは、結婚についてはよく聞かれるのですが、インタビューでは「結婚を考えるとき、マイナスばかりを積み重ねるようになってしまい、結局、今のままでいいかってことになっちゃいます」と語っています。
また、本能的に全部を満たすことの出来過ぎ感を語っています。
禄存星には必要な考え方だと思います。

僕の人生、上出来すぎます。満たされているぶん、結婚できないのはしょうがないかなって思う自分もいて、これで理想の結婚なんかできたときには、バチが当たるんじゃないかなと思いますもん。神様に「そんなわけあるかい!」と突っ込まれるんとちゃうかな(笑)

運命論的には案外その通りかなと思います。結婚しないことでバランスはとれているのでしょう。

全体に母の話しは出来なかったので、1気の父の霊魂の影響でいいと思います。

父がどういう人で、どういう影響を受けているのか、具体的にはわからないのですが、その父は2019年の9月に、急に具合が悪くなって他界しています。今田さんは仕事で立ち会えなかったそうです。

大運5旬で、丙で干合の時です。変化すると父の正干が飛び出します。
年運は天中殺で、未卯亥と三合会局して、月支の乙(父)が拡大して浮上します。
こうした運勢の影響もあったのでしょうか・・・

予測する流れとしては、2024年からの6旬の天剋地冲が何かある時でした。その意味では、6旬からは、霊魂の影響が大きくなって、新たな方向が見えてくるようにも思います。