青い算命学

算命学に関する独善的ブログです。

スピ算人生論-検証 主星禄存星の有名人③

高島礼子さんは、NHKファミリーヒストリーで取り上げられたことがあります。

両親はともに茨城の出身。取材の結果、道楽者や勝負師、親分肌など個性の強い先祖たちが次々に明らかになる。父方祖父は、恋人に会うため那珂川を泳いで渡るほどの情熱家。若き日の父は温厚な人気教師だったが、突然退職。その切ない理由とは?母は近所でも評判の少女

とあらすじはあるのですが、本編を観ることはできませんでした。
突然退職の理由は、部活の顧問をしていた時、飲酒を他の先生に見つけられて問題になったときに、生徒を信じてかばい続けたため、退職せざる負えなかったと別の人のブログに書かれていました(NHKを観ていた可能性があります)。頑固な正義感、負けん気が高島さんにも受け継がれているということでしょう。

父系には個性的な道楽者、勝負師の血が流れていて、美貌は母系だったようです。
宿命をみると、本元は父系の祖父の正干、これが主星の禄存星を作ります。真ん中に自分、父の正干が初元です。
家系の流れは(霊魂の在り方は)父と自分です。
父親は元教師で非常に厳格なしつけだったようです。

月干には母母がいて、年干には姉または父の母です。
話題にはでませんが、お姉さんがいたことは確かなようで、末っ子の禄存星です。
高校時代、厳格な父親と優秀な姉への反発から不良グループに入った」(有名人データベース)
これは末っ子主星禄存星の一つの自己顕示でしょう。この高校時代は少々荒れていたようで「高校時代、仁侠映画に熱中。制服姿で映画館に行ってオジサンに混じって仁侠映画を観た」とあります。
また、「高3の時、大学進学を強く進める父親と大口論、「何の不満があるんだ」と言われて「あなたと離れて生活したい」とはっきり言い切った」とあります。
強い父系の流れですが、決して霊魂的にも優等生だったわけではなく、任侠映画の血も流れていたのだと思います。

日座天中殺に生まれたってこと自体、なにか普通ではない要素を持っているわけで、特に陰干は目立たないようですが、現実に直反映します。

元々自動車好きで、神奈川県立野庭高等学校卒業後に横浜市内の自動車関連会社で3年間OLとして働きながらアマチュアレーサーとして活動し、21歳でJAFコンペティションモータースポーツライセンス国内A級を取得した。
レース活動費捻出のため、1987年に会社を辞めてレースクイーンとして活動開始。
その後芸能事務所に所属してモデル業を始め、1988年にとらばーゆのCMでデビュー。このCMを見ていた松平健の紹介によって『暴れん坊将軍III』でドラマ初出演し、25歳で本格的に女優デビューを果たす』<Wikipedia

20歳で母が他界しています。急なこともあって、寄り添った介護が出来なかったことを後に悔いていました。
そんな流れで、女優への道が開けたのは、母の霊魂かと思ったのですが・・・
松平健さんとは、領域図の密度は濃いのですが、まったくの無縁でした。
こうなると、運勢からの導きが考えられます。芸能界に入る大事なきっかけですから、なにか見えない引力はあったでしょう。

大運の運勢干己は父の父の正干です。禄存星の元でもあって、この流れの影響は大きく、運勢も導かれている気がします。
このあたりから女優業として大成する道がみえてきます。『任侠映画『陽炎』シリーズで気の強い女賭博師に挑戦するなど、以降幅広い役をこなしながら女優として順調にステップアップしていく

1999年からは『極道の妻たち』シリーズを岩下志麻から引き継ぎ、4代目「極妻」を務めた。このあたりは高校時代から任侠映画にはまってたわけですから、霊魂の導きでしょう。

前回と同じ、戊己の導きでした。己は父父ですが、戊は不明です。
年干の甲が父の母だとすると、その母の父という戊がいいように思います。
やはり父系ですね。
そしてその、1999年に高知東生さんと結婚しています。
ここは、宿命の未亥と年運勢の卯で三合会局するところ。木性ですから自分が強く、主導的に形創れるときでした。


納音縁ですね。日座と日居の結婚はお互いの欠落を埋め合う意味があって、よくみかけます。できれば、納音よりも陰陽関係(甲戌と乙巳、甲辰と乙亥)のほうがうまくいきやすいです。
この納音は、高島さんが高知さんを打ちます。それでなくても、格差婚といわれプレッシャーがあったと思いますが、この納音は高知さんのほうが影響がありそうです。
でも、高島さんは、車騎星夫で月干で、日月が半会しているので、まとまり感はあって、悪くない相性です。この車騎星夫は自分に鞭打って夫へつくすと思います。
月干干合は壬癸となって、お二人とも母親が呼び出される形で、特に高島さんは良い相性と感じていたと思います。いわゆる霊魂縁も強い組み合わせと言えます。
ただ高島さんは地支に夫干がなく、天干の車騎星夫一つだけ。気持ちの上ではいいのですが、現実では壬の母干の代わりに入るので、矛盾があるので、自我半会は自分流にまとめたくなります。気持ちでは、夫に尽くしているようでも、自分勝手だったりします。
結局、2016年、大麻覚醒剤、不倫?で離婚が確定しました。見えないストレスが大きかったのでしょうか。高島さんは簡単には同意せずに、ずいぶん悩んだようです。

天剋地冲の大運ですが、ここで、霊魂系と思われた父が亡くなっています。
月支に父(丁)がいて、禄存星は父の父(己)と、これまでも父縁の強い感触はありました。
若い頃に父から芸能界入りを猛反対されたが、本人の意思の固さに負け、その後は応援してくれるようになった。40歳の頃、父のパーキンソン病が発覚し、その後介助が必要になった頃から親族やヘルパーの力も借り、本人も仕事と両立しながら横浜の実家や入院先に通って13年間介護生活を送った後、2023年に父は亡くなった」<Wikipedia

芸能界では広く知られている話だそうで、そのくらい熱心に最後まで並走していたようです。お互いに全力を尽くしたと語っているように、霊魂レベルでの強いつながりの親子を全うしたと思われます。