鳳閣星といえば、自然体、マイペースですが、それは子供のころから現れます。
思索的、創造的という思考はしないし、積み重ねるわけでもありません。
自然体に生きるということはそういうことで、その原型が萌芽します。
子どもの頃は厳しさや心の葛藤が少なく、外からは「のんびり屋」と見えるでしょう。
未来に対しても、わからないことに思い悩むことはありません。
その分、今を観る目の確かさが強調されます。現実には厳しい洞察力が発揮されます。
何か起これば、現象にまどわされることなく、本質を知るという想念が動きます。
ただ、自分発の創造性や思考力ではなく、あくまでも環境に反応したものです。
両親や生家の傾向をそのまま身に着けるようになります。
もうひとつ、この鳳閣星の客観性は客観の極みみたいなところがあります。
情に流されることなく、現実を冷静に観察するのは子供時代からです。
両親が困っていても、情的にそれを助けるのではなく、出来事を観察します。
それが成長するにつれて、自分の信条になったり、人生の目標になったりします。
鳳閣星的冷静さを必要とする世界があるということです。
大まかにいえば、両親を観察しながら育ち、身に着けたものが生きる目的になります。