青い算命学

算命学に関する独善的ブログです。

スピ算人生論-検証 主星司禄星の有名人②

神奈川県鎌倉市生まれ。湘南学園小学校、成城学園中学校高等学校を経て、成城大学文芸学部を卒業。
初めて芸能界と係わったのは高校生の頃で、広告代理店に勤務していた従兄の紹介でテレビコマーシャルの端役を務めた。
1988年『あぶない少年II』で女優デビューし、以後数々のテレビドラマや映画に出演する。1992年日本石油のCM「日石レーサー100」で注目を集め、トレンディー女優としても注目される。1996年『きけ、わだつみの声 Last Friends』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。Wikipedia

鶴田さんを調べていくと、NHKファミリーヒストリーで「母方の先祖に、新選組の隊士がいたという。幕末に撮られた写真もある。しかし、詳しいことは分からなかった。今回、その人物は元桑名藩士で、主君を守るため新選組に入り、最期は切腹したという人生が明らかに」という記事がありました。
母系をたどれば、母母の祖父母あたりか母父の祖父母あたりで、戊癸、庚乙という干支が当てはまります。これまではこうして観てきたのですが、鶴田さん自身、こうしたルーツ発見に「力強く生きた先祖の姿に、真由さんは驚いてばかりだった」というコメントになっていました。

これまでみてきた感触では、自分を動かしている霊魂の存在は、何かしら感じていたり、関連する現実が浮上していました。結論を出すには早すぎるのですが、根がせっかちなもので、目に見える範囲での先祖に絞りたいなという思いになっています。

それと、鶴田さんを調べていて感じたことですが、過去的事実であるかどうか、そういう先祖がいたかどうか不明であったとしても、実際にその霊魂が星という形で見えているということをもっと重く見ようという気持ちになってきました。
もちろん当てはまる先祖霊魂があれば、それに越したことはありませんが、なかったとしても、無理にさかのぼるのではなく、星としての事実を重んじで、そこに込められた役割を具現する姿をみていく、というのもありのような、気がします。

主星司禄星の人物は特定できませんが、父親は三菱電機勤務(家電をデザイン)で、鶴田さん自身、有名私立校に入っているところから、比較的裕福な家庭に育ち、年の離れた(10歳違い)の弟がいます。「父親が設計した家に住み、母親が作った洋服を着ていた」とあり、また、子供の頃、ともに美大出身の両親が美術館に連れて行ってくれた、ということで、司禄星はお金やものではなく、精神的、創造的な蓄積がされていたと思います。通常は無感覚になるところですが、戊癸暗合(司禄星が龍高星と融合する)という無意識が霊魂和合の一つの意味かなと思えます。蓄積された現実を改革的に示していくのかなと思います。

もう一つは、霊魂がメリハリで人生を作っているという仮説にはガイド役は欠かせません。出会う人、折々で得る情報などによって、役割に出会うケースは多いです。という意味で、仲良くなる人や影響を受ける人の相性も重視したいと思います。これに、何か法則を見いだせれば、占いと霊魂を関連付けることができます。

さっそく、「元TBSアナウンサーの雨宮塔子とは成城大学の同学部・同級生で親交が深」とあったので、お二人の相性から見て行きます。鶴田さんは人間関係があまり得意ではないと公言しているので、会う人は限られています。

同級生縁(年干支律音)ですが、月年の納音があります。羅状大半会が二つ。干合は48・辛亥なので、特に目につくものにはなりません。ただ、こういうケースで近い親族の日番号と一致していたり、ということはあるので、実際に鑑定する時はそのあたりの注意も必要です。納音があることと、領域図の形が良好なので、霊魂レベルでの縁の強いといえそうです。

それから、鶴田さんは女優として人気が出てきたところで、長期休暇としてニューヨークへ行っています。
女優が霊魂的本業なら今一つ腑に落ちません。日座天中殺だからということなら、それはそれですが、そこで出会った中山ダイスケさんと結婚しています。外国で結婚してはいますが、日本人で二つ年上で、異座夫婦というわけでもありません。

領域図は見事な組み合わせですが、縁もゆかりもない人でした。
鶴田さんは異性関係はわりと積極的なようで、これまでも噂になった有名人はたくさんいます。
その中では、中山さんは地味な芸術家で、意外なお相手だったようです。
無縁では、結婚はどうなんだろうと思いますが、鶴田さんが自分で干合すると、日干支は辛亥となって、これが中山さんの日干支丙子と干合して、60と49になり、ここからは、「癸」が共通干となり、羅状の大半会も生まれます。領域図は、刺激のある恋愛結婚の形に変わります。
霊魂的な意味では、虚律音ならよかったのですが、共通の「癸」が生まれたことで良しとしてみます。癸は月支中元で人物ははっきりしませんが、霊魂干になります。中山さんの日支丙子癸、雨宮さんの月支も「戊子癸」でした。

運勢的にも「子癸」に注目すると、癸=龍高星と思えるような外国縁がみえてきます。

・女たちの中国 〜13億のチカラ…美と権力と涙の物語〜(2008年、日本テレビ) 
 - リポーター
・第4回アフリカ開発会議TICAD)親善大使の委嘱を受けた(2008年)
ケニアおよびスーダン南部を訪問、視察(2008年)
・「わたしには夢がある 〜日系ブラジル人 若者たちの格闘〜」(2008年、NHK BShi)
  - ナレーション
・京都 茶の湯大百科(2008年、NHK BShi) - ナレーション
・南米パタゴニア大紀行〜さいはての風が地球を救う〜(2008年、RKB
  - リポーター
・宝物を守り伝える〜正倉院1300年の英知〜(2009年、NHK) - ナレーション
・世界で一番北の航路 ~ノルウェー・沿岸急行船~(2009年、NHK BShi) - 旅人
・太平洋の楽園をゆく 鶴田真由 ミクロネシア 魅惑の島めぐり(2013年12月)
・「イーハトヴの渚から」(2014年1月、IBC岩手放送制作、JNN系列) - ナビゲーター
鶴田真由ミャンマーふしぎ体感紀行(2014年12月)

この時期だけピックアップしたわけではなく、2008年戊子の年(雨宮さんの月干支、ご主人の日支子)に急に海外縁が仕事としても多くなっています。
日座らしく海外旅行が趣味で、2014年現在、39か国目と書いてありました。その少し前から兆しはあったようで、<フレグラボ|日本香堂 インタビュー>で、次のように語っています。

数年前に外務省からお仕事をいただいたことがきっかけとなり、天皇陛下御即位二十年奉祝の祝賀式典(2009年)にお招きをいただきました。そのとき、日本がどういう国なのか、日本の精神性はどうやって形づくられてきたのか、知りたいと思うようになりました。その年の暮れに偶然会った高校時代の友人にその話をしたところ『古事記を読み解くといいよ』と言われたのです。それまでの私は日本の神話についてよくわかっていませんでした。その後、私が仲間と古事記に描かれている物語の舞台となっている場所を訪ねるという企画を『ディスカバー・ジャパン』で連載してくださることになったのです

日本の神様の家系図を見ると様々な因縁が繰り返されているのがわかります。ですので、私たちは祈りながらその因縁を解き、結び直して、これからの日本を明るい方向へと導いてもらおうという気持ちで神様のゆかりの地への旅をしました

おそらく、日本のルーツを探り、世界とどうつながっていくのか、この辺りが鶴田さんに埋め込まれていた司禄星+龍高星の霊魂願望だろうと推測します。
私見ですが、日座天中殺というのは、こうした回帰本能というか、人間の原点に遡って、あるべき人間を現代へと提示していく役割があるのではと思っています。
土着性みたいなものです。鶴田さんがアフリカやイスラエルという原点回帰へといざなわれている様子は履歴をみると見て取れます。

とりあえず、たどり着いたのは2017年に上梓した、ライフワークになりそうな旅のエッセイ『神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた』というあたりでしょう。
今後、「子」の年や、「6旬の天剋地冲」で、何が起こり、鶴田さんがどこへたどり着くのか、楽しみにみていこうと思っています。